日合連

 

 

 

 

 

環境への取組み

 私たち日本合板工業組合連合会(日合連)は、「合板」「木材」を通して地球環境にやさしい仕事を推進しています。木をいかに有効に利用・活用するかが私たちの使命であり、今この地球上に生きる人類だけではなく、未来永劫この地球に生を受ける人類・生物にとっての健全な生活基盤を築いていきたいと考えています。

 

 

国産材の積極的な活用

環境保全への取り組み 地球温暖化による環境への様々な影響が問題になっていますが、その大きな要因として熱帯雨林等の急速な劣化・減少があげられています。私たち合板業界は1990年代以降、有限な資源である熱帯の天然広葉樹木材から、ロシア材やスギ等の国産材に代表される針葉樹木材への原料転換を図ってきました。
 そして、2001年には針葉樹合板が50%を超え、2015年には約93%が針葉樹合板となっています。特に、スギ間伐材や小径木などの国内産木材を活用しており、2015年には合板用原木の80%(約335万m3)が国産材で、森林の整備促進や、国内林業の活性化などに貢献しております。

 

 

木材は再生可能な資源

 化石エネルギー、鉱物資源は人の手で生み出すことはできません。人類はそれらを享受し経済成長という形で恩恵を受けてきました。石油鉱業連盟は「世界の石油が枯渇するまであと68年」(2007.11.29)と予測するなど、危機感は近未来の現実として捉えられています。
 リサイクルと資源の循環とは決定的に違います。たとえば、ペットボトルのリサイクルは可能ですが、ペットボトルの原材料を造り出すことはできません。しかし、木材は再生産できる資源です。「伐ったら植える」という原則を守り、半永久的に循環サイクルを構築することができる有益な資源です。

 

 

とことん使う、木質資源のリサイクル

 住宅や家具など、様々に形を変え利用された木材・合板は、年を重ね廃棄されてその役割を終えるわけではありません。私たちはそれらを再生可能な資源と捉え、合板を造る過程で出る剥き芯や合板の端材などとともに、パーティクルボード(PB)や中質繊維板(MDF)に加工し再利用(マテリアルリサイクル)しています。さらに、再利用のできない廃材や丸太の皮(バーク)、使用済のPBやMDFなどは、バイオマスエネルギーとして発電資源として利用(サーマルリサイクル)しています。
 私たちは、自然の恵み、育てた恵みである木質資源を、大切にそして徹底的に活用しています。

◆マテリアルリサイクル

マテリアルリサイクル

◆サーマルリサイクル
サーマルリサイクル

 

合板は製造にも環境負荷をかけません

  合板を製造するのに消費するエネルギーは、鋼材の1/38、アルミニュームの1/160。また製造時の二酸化炭素の排出量は、鋼材の1/34、アルミニュームの1/141と、合板はまさに環境にやさしい素材と言えます。(※同体積(1m3)製造する場合の比較。)
 合板は、その製品の中に炭素をストックしています。例えば厚物構造用合板ネダノン1枚の炭素量は、24mm厚の合板1枚の重量が約17.9kg(比重0.45として計算)、その約45%の8.1kgが炭素量とされるので、CO2換算量はその3.66倍で29.6kg/枚となります。

木造住宅は炭素をストック

住宅のー戸当たりの建設時の工法別二酸化炭素排出量を比較すると、木造住宅は鉄筋コンクリート造の約1/2となっています。
また、木造住宅(延べ床面積136m2)が貯蔵している炭素ストック量は、平均して約6tにも及びます。また、RC造や鉄骨プレハブ住宅ではそれぞれの1.6tと1.5tと木造の1/4となってしまいます。
 我が国のすべての住宅がストックしている炭素量は、日本の全森林がストックしている量の18%を占めています。まさに住宅は第二の森林と言えます。積極的に木を使うことは、森林・木をイキイキとさせ、地域温暖化を抑制します。

 2011年に開かれたCOP17(気候変動枠組条約 第17回締結国会議 於:南アフリカ共和国・ダーバン)において、国内の森林から生産された伐採木材製品の炭素については、これまでの伐採時排出というルールから、木材製品として使用された後、廃棄された時点で排出量を計上できるルールに合意され、木材製品が吸収源対策として有効であるということが国際的に認められました。

 2015年12月に開催されたCOP21では、パリ協定が採択され、日本は、2030年までに2013年比で26%のCO2削減を表明しました。森林吸収源対策では、2%を目標とすることになりました。

 

 

 

違法伐採を根絶するために

goho WOODマーク 違法伐採は、熱帯地域等の森林破壊の要因の1つとなっており、地球環境の保全、持続可能な森林経営にとって重大な問題となっています。私たちは、これまで「違法に伐採された木材は使用しない」という基本的な考え方に基づいて事業に取組んでまいりました。違法に伐採され、低コストで輸出される木材は、その生産国だけでなく、消費国における健全な森林経営をも著しく阻害してしまいます。
 私たちは、林野庁ガイドラインに基づく合法木材供給団体認定方式により合法性が証明された原木を使用し、グリーン購入法に基づく合法証明材を供給し、皆さまの信頼に応えていきたいと考えております。

 

 

積極的な植林活動への参画

積極的な植林活動への参画 我が国の食糧自給率は40%。今その低さが問題になっていますが、平成26年の木材自給率は31%しかないことをご存知でしょうか。長年低価格な輸入木材に押され、国内の森林経営が健全に行われていないのが現状です。それは、地球規模で捉えた場合の森林資源のあり方、我が国の地球環境への貢献という視点においても、決して見過ごすことのできない課題です。
「木」を経営資源としている私たちは、「木の循環サイクル」を維持するために、国産材の使用を一層推進するとともに、行政・関係団体・地域の皆さまと連携をとり、森林事業の原点である「植林」に積極的に参画してまいります。

 

 

日合連は、合板生産を通して地球温暖化防止や森林整備の促進、地域の振興などに資する"環境創造産業"を目指します。
そして、「強い家は強い合板から」をキャッチフレーズに、地震や火災などの災害から、生命と健康を守る耐震性・耐久性に優れた住宅を建設していただくための部材を供給していく"住宅創造産業"を目指します。

 

合板