お知らせ
第31回 日本・韓国・台湾 合板業者懇談会が開催されました
標記会合が平成21年11月4日及び5日に台湾台中市において、日本・韓国・台湾の合板業者37名の参加を得て開催されました。
熱心な討議が行われ、その結果が、会議総括として取りまとめられました。
懇談会冒頭で挨拶する井上日合連会長 |
懇談会会場 |
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JPMA TPMEA KWPA (日本) (台湾) (韓国) 会長 井上篤博 理事長 林 宸 慶 会長 承明鎬 |
三国代表による会議総括の署名式 |
【関係資料】
■ 第31回 日・韓・台 合板業者懇談会 会議日程
年 月 日: 2009年11月3日(Tuesday) - 11月6日(Friday)
開 会 場 所: Windsor Hotel, Taichung
No. 78-1, Section 3,Taichung-Kang Road, Taichung, Taiwan.
Tel: (886) (4) 2465-6555 Fax: (886) (4) 2462-8555
主 催: Taiwan Plywood Manufacturers & Exporters Association
Tel: (886) (7) 3927356 Fax: (886) (7) 3879109
月 日 |
時 間 |
活 動 内 容 |
備 考 |
11月3日(Tue.) | 12:00〜 16:00〜17:30 18:40〜20:40 |
各国代表到着 参加者登録 歓迎晩餐会 |
空港→台中市 1F Lobby 4F Windsor Square |
11月4日(Wed.) | 08:30〜15:00 15:10〜18:30 18:45〜20:45 |
正式会議 |
4F East Room |
11月5日(Thu.) | 08:30〜14:30 15:00〜16:00 |
視察(風景林・文化村等) 閉会式 |
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11月6日(Fri.) | 07:00〜 | 韓国、日本代表団出発 台湾代表団出発 |
■ 第31回 日・臺・韓 合板業者懇談会会議総括(英文及び仮和訳)
第31回 日・韓・台 合板業者懇談会会議総括(仮和訳)
第31回 日・韓・台 合板業者懇談会が、2009年11月4日に台湾台中市の「ウインザーホテル」に於いて開催され、三国の代表団は以下の総括を行った。
1.昨年秋以降の世界的な経済不況の中で住宅建設は低迷し、日・韓・台三国は、大変厳しい経営環境に直面している。
このような中で、三国の合板及びボード製造業界は、木材の利用が森林の育成を通じたCO2の吸収及び炭素の固定に多大の貢献をし、ひいては地球環境の保全に寄与することを認識し、このことを広く普及啓蒙するとともに合板及びボード製品の需要拡大に引き続き努めるものとする。
2.植林木及びロシア産を含む丸太の持続的、安定的供給を確立するために、三国は、丸太の供給源の確保に向けて更なる努力をするとともに、丸太資源に関する的確かつ迅速な情報交換を行うものとする。
3.中国は丸太の消費並びに合板及びボード製造において主要な国となってきている。中国における、これらの生産と輸出・輸入の動向は、丸太及び木質パネルの国際市場への強い影響を引き起こしている。
従って、三国の合板及びボード製造業は、中国の合板及びボード産業に関する的確かつ迅速な情報交換を行うものとする。
4.合板製品及びボード類の輸入関税は、生産国及び消費国双方における森林の持続的経営を確実にし、また、地域経済を促進する観点から非常に重要なことである。
三国の合板及びボード製造業は、合板製品及びボード類の輸入関税率を引き下げないよう、それぞれの政府へ要請することについて一層の努力をするものとする。
5.三国の合板及びボード製造業は、地球温暖化を防止するとともに、環境負荷の小さい社会の実現のため、合板の品質及び性能の向上のための技術開発を行うとともに、国産材を含む針葉樹材に供給源を転換するための技術革新に努める。
また、三国の合板及びボード製造業は、開発の成果の交換に引き続き努力する。
6.木質パネル製品の総需要量のうち、ボード製品の占める割合が増大している。 三国の合板製造業は、合板製品とボード製品に関して、引き続き情報交換を行う。
7.次回会議は、2010年9月又は10月に韓国において開催する。
三国の代表は、上述の第31回会議の総括を確認し、署名した。
2009年11月5日 |