合板(ごうはん)について合板ができるまで

01

原木入荷

国産原木の場合は間伐材・小径木等を使用

02

貯木

国産原木は土場から工場へ
輸入原木は水中貯木場から工場へ

03

剝皮・玉切

原木の皮を剥ぎ所定の長さに切断する
(この後、針葉樹は蒸煮処理)

04

原木切削・単板堆積

原木を芯出し装置により芯出し後、ロータリーレースにより大根のカツラムキの様に原木をむいて(切削)、薄い単板にする(厚さ0.6mm〜5.0mm位)
むいた単板を、裁断(クリッパー)し、表・裏板、中板に分類する

05

単板乾燥・単板切断

単板をドライヤーで乾燥させる(乾燥はボイラーからの蒸気・熱による)(160℃〜180℃)
乾燥させた単板を裁断する

06

調板(選別・補修・仕組)

単板を補修したり、小幅板をハギ合わせる
単板を表裏用、中板用に分けて仕組みをする

07

接着剤塗布

合板の用途に応じた接着剤を、中板の両面に塗布し、所定の枚数に組み合わせる

08

冷圧

接着剤を塗布した合板を常温で仮圧締する
(20分位)

09

熱圧

110〜135℃の温度をかけて8〜12kgf/cm2の圧力で圧締し接着剤を熱硬化させ成形する(その装置を縦置式にしたものもある)

10

養生・寸法裁断

散水して、3日から一週間養生した後、
合板の四方の端を切断し、所定の寸法にする

11

研磨仕上げ

合板の表面を平滑に研磨する

12

検査

一枚一枚検査し不良品を取り除く

13

出荷