お知らせ
第32回 日本・韓国・台湾 合板業者懇談会が開催されました
標記会合が平成22年10月5日及び6日に韓国、ソウル市において、日本・韓国・台湾の合板業者35名の参加を得て開催されました。
熱心な討議が行われ、その結果が、会議総括として取りまとめられました。来年(平成23年)は日本での開催が予定されています。
懇談会冒頭で挨拶する井上日合連会長 |
懇談会会場 |
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JPMA KWPA TPMEA (日本) (韓国) (台湾) 会長 井上篤博 会長 承明鎬 理事長 林宸慶 |
三国代表による会議総括の署名式 |
【関係資料】
■ 第32回 日・韓・台 合板業者懇談会 会議日程
年 月 日: 2010年10月4日(Monday) - 10月7日(Thursday)
開 会 場 所: The Westin Chosun Seoul
87 Sogong-dong, Jung-gu, Seoul 100-070,Korea
Tel: +82-2-771-0500, Fax: +82-2-753-6370
主 催: Korea Wood Panel Association (韓國合板Board協會)
Tel: +82-2-780-3631 Fax: +82-2-780-3634
月 日 |
時 間 |
活 動 内 容 |
備 考 |
10月4日 (Mon.) |
18:00〜19:00 19:00〜21:00 |
参加者登録 歓迎晩餐会 |
金浦空港 |
10月5日 (Tue.) |
08:30〜12:30 14:30〜18:30 18:30〜20:30 |
正式会議 |
Westin Chosun Seoul |
10月6日 (Wed.) |
08:00〜16:00 16:00〜17:00 |
視察(臨津閣、第3Tunnel等) 閉会式 |
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11月7日 (Thu.) |
07:30〜10:30 | 日本、台湾代表団帰国 |
第32回 日・韓・台 合板業者懇談会会議総括(仮和訳)
第32回 日・韓・台 合板業者懇談会が、2010年10月5日に韓国、ソウル市の「The Westin Chosun Seoul」に於いて開催され、三国の代表団は以下の総括を行った。
1.長期の世界的な景気後退により、住宅建設は減少し、日・韓・台三国は、極めて厳しい経営環境下にある中で、世界の各国政府の重要方針は、石化燃料を使用した量的な成長から「低炭素及び緑の成長」へと変化してきている。
木材の利用と森林の育成を通してCO2の吸収・固定が炭素を減少し、地球環境の保全に貢献することを認識し、これらの活動を促進し、合板及びボード製品の需要拡大に引き続き努めるものとする。
2.植林木を含む世界の丸太資源の持続可能で安定した供給のために、三国は、その供給源を確保するために更なる努力をするとともに、丸太資源に関連する迅速な情報交換を行うものとする。
3.中国は、世界で大きな丸太輸入国となり、合板及びボード製造業において主要な生産国となってきている。中国の生産と輸入・輸出動向は、丸太と木質パネルの国際市場への強い影響を引き起こしている。
さらに、インド、中東、他のアジアの国々は、針葉樹丸太を求める需要増の中で新しい要素として世界の丸太市場に登場してきている。
従って、三国の合板及びボード製造業は、インド、中東その他アジアの国々と併せて、中国の合板及びボード産業に関する迅速な情報交換を行うものとする。
4.合板製品及びボード類の輸入関税は、生産国及び消費国双方における森林の持続的経営を確実にし、また、地域経済を促進する観点から非常に重要なことである。
三国の合板及びボード製造業は、合板製品及びボード類の輸入関税率を引き下げないよう、それぞれの政府へ要請することについて一層の努力をするものとする。
5.三国の合板及びボード製造業は、地球温暖化を防止するとともに、環境負荷のより小さい社会の実現のため、合板の品質及び性能の向上のための技術開発を行うとともに、国産材を含む針葉樹材に供給源を転換するための技術革新に努める。
また、三国の合板及びボード製造業は、開発の成果の交換に引き続き努力する。
6.木製パネル製品の総需要量のうち、ボード製品の比率は、現在増加している。
三国の合板製造業は、合板製品とボード製品に関して、情報交換を続ける。
7.次回会議は、2011年9月又は10月に日本において開催する。
三国の代表は、上述の第32回会議の総括を確認し、協定の証として署名した。
2010年10月5日 |