お知らせ
「加圧注入による防腐合板の勉強会」の開催について
平成23年3月3日午後1時30分から、KKRホテル東京において、日本合板工業連合会及び防腐合板推進協議会の主催により、「加圧注入による防腐合板の勉強会」が開催され、主催両団体の会員・組合員約80名が参加し、別紙のとおり開催されました。
開催にあたり、主催者を代表して、日合連会長 井上篤博から「2000年の建築基準法改正を契機として、長期優良住宅や公共建築物等の木材利用が促進される中で、耐震性、耐久性、省エネ性の高い保存処理合板への期待が高まっており、本日の勉強会を通じて加圧注入方式による防腐合板について、関係者の皆様による情報交換及び技術の向上が図られることを希望します。」旨の挨拶を行いました。
また、閉会にあたり、防腐合板推進協議会代表幹事の松本義勝から「合板は、構造用に使用する場合、初期の耐力が長期間に亘って保持できてはじめて構造耐力に優れていると言えます。最近の住宅は、高気密、高断熱などで施工されますが、省エネ、機密性など優位な性能もつ合板についても、長期の耐力を有する防腐合板が求められております。加圧式の防腐合板は現在の技術では最も優れた防腐処理方法で、木部の耐久性向上で接着の耐久性能にも寄与します。住宅のみならず、外構材の用途として遮音壁や土木用途にも需要が拡大できます。」旨の挨拶を行いました。
主催者代表で挨拶する日合連会長 井上篤博 | 講演の様子 | |
聴講者全景 | 閉会の挨拶をする 防腐合板推進協代表幹事 松本義勝 |
(別紙)
加圧注入による防腐合板の勉強会
1.目的
長期優良住宅の普及促進や公共建築物等の木材利用促進が推進される中で、高耐久性のある防腐合板への期待が高まっております。
このような中で、この度、加圧注入方式による防腐防蟻合板の性能、生産方法等について、日合連傘下組合員と防腐合板推進協議会のメンバーとの情報・意見交換のための勉強会を開催することと致しました。
2.主催 日本合板工業組合連合会、防腐合板推進協議会
3.開催日 平成23年3月3日(木) 13:30~16:30
4.開催場所 KKRホテル東京 11階 白鳥の間 (別図参照)
東京都千代田区大手町1-4-1
TEL 03-3287-2921
5.参加対象者 日合連、各地区組合、組合員(各メーカー)
防腐合板推進協議会のメンバー 定員50名
6.参加費 無料
7.次第
13:30~13:35 主催者挨拶
日本合板工業組合連合会 会長 井上 篤博
13:35~13:50 最近の情勢について
(長期優良住宅、公共建築物等木材利用促進法、木質構造等)
セイホク株式会社 技師長 神谷 文夫 氏
13:50~14:35 防腐について
(独)森林総合研究所 木材改質研究領域
チーム長 桃原 郁夫 氏
14:35~15:05 防蟻について
(独)森林総合研究所 木材改質研究領域
木材保存研究室 主任研究員 大村 和香子 氏
15:05~15:15 休憩
15:15~16:15 アメリカカンザイシロアリ
―その被害と対策の現状
京都大学生存圏研究所 教授 吉村 剛 氏
16:15~16:30 加圧注入による防腐防蟻合板
防腐合板推進協議会世話役 手塚 大介 氏
16:30~16:40 意見交換
16:40 閉会挨拶
防腐合板推進協議会代表幹事 松元 義勝