お知らせ
第33回 日本・台湾・韓国 合板業者懇談会が開催されました
標記会合が平成23年10月18日及び19日に鹿児島県鹿児島市において、日本・台湾・韓国の合板業者36名の参加を得て開催されました。今年は、特に国際森林年行事の一環として開催され、記念植樹が行われました。
会議においては、熱心な討議が行われ、その結果が、会議総括として取りまとめられました。来年(平成24年)は台湾での開催が予定されています。
会議冒頭で挨拶する井上日合連会長 |
会場全景 |
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会議総括の署名
向かって左から、TPMEA(台湾)理事長 林宸慶、JPMA(日本)会長 井上篤博、KWPA(韓国)会長代理 李 春 滿 |
三ヶ国代表による国際森林年記念植樹
左からJPMA(日本)会長 井上篤博、KWPA(韓国)会長代理 李 春 滿、TPMEA(台湾)理事長 林宸慶 |
【関係資料】
■ 第33回 日・韓・台 合板業者懇談会 会議日程
日程 : 平成23年10月17日(月)~20日(木)
場所 : 城山観光ホテル(鹿児島県鹿児島市)
主催 : 日本合板工業組合連合会
月 日 |
時 間 |
行 事 |
備 考 |
10月17日 (月) |
18:00~ 19:30~21:30 |
第33回会議登録 歓迎晩餐会 |
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10月18日 (火) |
8:30~13:00
14:30~17:00 19:00~21:00 |
正式会議 1.原木の安定的確保対策 2.輸入合板の現状と対策 3.国内需要と生産の見通し 4.合板等の関税維持対策 5.経営・技術情報の交換 6.その他 鹿児島市内視察 晩餐会 |
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10月19日 (水) |
9:00~15:00
15:00~15:30 |
鹿児島県内視察
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桜島、黒酢製造工場等 於:薩摩川内市祁答院ゴルフ倶楽部内緑地 |
10月20日 (木) |
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臺灣・韓國代表團 帰國 |
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第33回 日・韓・台 合板業者懇談会会議総括(英文及び仮和訳)
第33回 日・韓・台 合板業者懇談会会議総括(仮和訳)
第33回 日・台・韓 合板業者懇談会が、2011年10月18日に日本、鹿児島市の「城山観光ホテル」に於いて開催され、三国の代表団は以下の総括を行った。
今次会議においては、3月11日に発生した東日本大震災について、開催国日本から合板産業の被害及び復旧・復興状況について説明するとともに、韓国、台湾からの温かいご支援に対し心からの謝意を表した。
1.2011年は、国際連合が定めた「国際森林年」であり、世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的としており、「人々のための森林」というテーマを定め人類にとっての森林の重要性と、地球環境に対する一人ひとりの行動の重要性を示しておりこの取組みは、2012年の地球サミット(Rio+20)にもつながるものである。
三国の合板及びボード製造業は、植樹等の活動を通じて国際森林年の趣旨を広くPRするとともに、三国はもとより世界の森林の持続可能な管理利用のため尽力することを確認した。
2.長期の世界的な景気後退により、住宅建設は減少し、日・台・韓三国は、極めて厳しい経営環境下にある中で、世界の各国政府の重要方針は、石化燃料を使用した成長から「低炭素及び緑の成長」「再生可能な資源やエネルギーによる成長」へと変化してきている。
木材を第一に合板などの原料化、第二にリサイクル利用の原料化、最後にバイオマス利用によるエネルギー化と言うカスケード利用と森林の育成を通してCO2の吸収・固定が地球環境の保全に貢献することを認識し、これらの活動を促進し、合板及びボード製品の需要拡大に引き続き努めるものとする。
3.植林木を含む世界の丸太資源の持続可能で安定した供給のために、三国は、その供給源を確保するために更なる努力をするとともに、丸太資源に関連する迅速な情報交換を行うものとする。
特に、中国は、世界で大きな丸太輸入国となり、合板及びボード製造業において主要な生産国となってきている。中国の生産と輸入・輸出動向は、丸太と木質パネルの国際市場への強い影響を引き起こしている。また、インド、中東、他のアジアの国々は、針葉樹や植林木の丸太を求める需要増の中で新しい要素として世界の丸太市場に登場してきている。
従って、三国の合板及びボード製造業は中国、インド、中東その他アジアの国々の、合板及びボード産業並びに製品の需給に関する迅速な情報交換を行うものとする。
4.合板製品及びボード類の輸入関税は、生産国及び消費国双方における森林の持続的経営を確実にし、地域経済を促進する観点から非常に重要なことである。
三国の合板及びボード製造業は、合板製品及びボード類の輸入関税率を引き下げないよう、それぞれの政府へ要請することについて一層の努力をするものとする。
5.三国の合板及びボード製造業は、地球温暖化を防止するとともに、環境負荷のより小さい社会の実現のため、合板の品質及び性能の向上のための技術開発を行うとともに、国産材を含む針葉樹材や植林木に供給源を転換するための技術革新に努める。
また、三国の合板及びボード製造業は、開発の成果の交換に引き続き努力する。
6.木製パネル製品の総需要量のうち、ボード製品の比率は、現在増加している。
三国の合板製造業は、合板製品とボード製品に関して、情報交換を続ける。
7.次回会議は、2012年9月又は10月に台湾において開催する。
三国の代表は、上述の第33回会議の総括を確認し、協定の証として署名した。
2011年10月18日 日本合板工業組合連合会
会 長 承 明 鎬
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