お知らせ

「平成24年度 合板技術講習会」の開催について

 

「震災復興をリードし、環境・エネルギー施策に応える合板技術」をテーマとする技術講習会

 昨年3月に発生した東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故は、我が国の環境やエネルギー問題について国民的議論を引き起こしています。本年7月に開始された「再生可能エネルギー固定価格買取制度」は、日本の新しい秩序を構築していくための第一歩といえるでしょう。このような新しい環境・エネルギー施策が、合板原木の需給にどのような影響を与えるのか、絶えず目を向けておかなければなりません。また、新設住宅着工戸数の大幅な増加が期待できない今日、公共建築物や土木資材等、合板の新たな用途開発が必要です。そのためには、新しい技術開発を行うとともに、それぞれ用途に対応する規格や規準を整備していかなければなりません。この状況を踏え、本技術講習会を下記により開催しました。

               記

主  催:(公社)日本木材加工技術協会合板部会、日本合板工業組合連合会

共  催:(公社)日本木材加工技術協会保存部会

後  援:(公財)日本合板検査会、(一社)日本木工機械工業会、合成樹脂工業協会

 

日  時:平成24年11月8日(木)午後1時~午後4時40分

     平成24年11月9日(金)午前9時30分~午後4時50分

 

会  場:木材会館  東京都江東区新木場1-18-8 電話 03-5534-3111


参加者: 約100名

 会場全景  冒頭挨拶する合板部会長 井上明生氏


「日程及び内容」


 11月8日(木)「原木の需給動向を左右する森林・木材に関する諸施策」


13:00
14:00 ・再生可能エネルギー特措法に基づく固定価格買取制度

(林野庁ガイドライン等)について

         林野庁木材利用課 総括課長補佐      香 月 英 伸 氏

14:0014:50 ・森林及び木材の放射性物質調査結果

         (独)森林総合研究所 木材特性研究領域長 高 野   勉 氏

 

15:0015:50 ・SGEC森林認証制度及び合法木材制度について

財団法人 林業経済研究所 理事長      荒 谷 明日 氏

15:5016:40 ・みなとモデル二酸化炭素固定認証制度

         東京都港区環境リサイクル支援部環境課

地球温暖化対策担当 係長     早 藤   潔 氏

 

 11月9日(金)「合板の需要拡大のための新たな技術開発と規格・規準」

 

9:3010:30 ・厚物合板を多用した森林総研モデル木造住宅-設計・仕様の詳細-
         (独)森林総合研究所 構造利用研究領域木質構造・居住環境研究室研究員 
                              小 林 久 高 氏

 ・厚物合板を多用した森林総研モデル木造住宅-室内空気質の評価-

(独)森林総合研究所 複合材料研究領域積層接着研究室

 主任研究員      宮 本 康 太 氏

10:3011:20 ・オガールプラザ整備事業

         オガールプラザ株式会社 代表取締役社長   岡 崎 正 信 氏

・地域材合板を活用した復興住宅について

有限会社マルヒ製材   専務取締役     日 當 和 孝 氏

11:2012:10 ・木造住宅の省エネルギー化と耐久性

         足利工業大学工学部 創生工学科建築・社会基盤系

 准教授    齋 藤 宏 昭 氏

13:0013:50 ・接着剤混入処理による保存合板の防腐・防蟻性能

       (独)森林総合研究所 木材改質研究領域チーム長
                              桃 原 郁 夫 氏

13:5014:40 ・国産材を用いたコンクリート型枠用合板の開発
         (独)森林総合研究所 複合材料研究領域複合化研究室長
                              渋 沢 龍 也 氏

14:5015:40 ・厚物合板による高強度の床構面、壁構面の開発

       (独)森林総合研究所 構造利用研究領域木質構造・居住環境研究室
                           主任研究員     青 木 謙 治 氏

15:4016:30 ・2級針葉樹合板の曲げ強さについて

セイホク株式会社技師長・(独)森林総合研究所フェロー

    神 谷 文 夫 氏

16:3016:50 ・総合討論