お知らせ
「平成28年度 合板技術講習会」の開催について
「合板の日」記念行事
2016年度合板技術講習会開催
「合板の国産材利用量600万m3を目指して-森林・林業基本計画の新たな目標-」
今年改正された森林・林業基本計画では、合板用の国産材原木利用量の目標として平成37年までに現状の2倍となる600万m3が掲げられています。これを達成するためには、将来にわたる安定的な森林資源や人的資源の確保のほか、技術開発等による新需要の開拓が必至といえます。国産材の確保に関しては、合法木材への対応やバイオマス発電所の急増による影響などが懸念されています。また、合板の需要開拓においては、住宅需要が伸び悩む中、耐震補強、非住宅・中大規模建築物及び型枠等への利用拡大が急務であり、4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックへの木材利用動向にも注視したいところです。
そこで、公益社団法人日本木材加工技術協会合板部会、日本合板工業組合連合会では、下記要領で合板技術講習会を開催いたしました。
記
主 催:(公社)日本木材加工技術協会合板部会、日本合板工業組合連合会
後 援:(公財)日本合板検査会、(一社)日本木工機械工業会、合成樹脂工業協会
日 時:平成28年11月15日(火)午後1時10分~午後5時00分
平成28年11月16日(水)午前9時30分~午後4時40分
会 場:木材会館 東京都江東区新木場1-18-8 電話 03-5534-3111
参 加 者:約100名
会場全景 |
冒頭挨拶する合板部会長 塔村真一郎氏 |
【日程及び内容】
11月15日(火)「未来に向けた人と資源の可能性」
13:10~14:00 ・合法木材利用促進法(クリ-ンウッド法)の施行について
林野庁木材利用課 企画調整班 課長補佐 吉 本 昌 朗 氏
14:00~14:50 ・木質バイオマスの新たな統計数値から見えてくるもの
国立研究開発法人 森林総合研究所 林業経営・政策研究領域
林業システム研究室 室長 久保山 裕 史 氏
14:50~15:00 ・休憩
15:00~15:50 ・国産合板の輸出促進について(台湾を中心として)
林野庁木材利用課 木材専門官 小木曽 純 子 氏
日本合板工業組合連合会 専務理事 川喜多 進 氏
15:50~16:40 ・青少年に向けた木材についての教育・啓蒙
国立研究開発法人 森林総合研究所 多摩森林科学園
教育的資源研究グル-プ 主任研究員 井 上 真理子 氏
16:40~17:00 ・質疑応答
11月16日(水)「合板が直面する喫緊の技術課題対策」
9:30~10:20 ・熊本地震の被害状況と今後の対策(耐震性の向上)
国立研究開発法人 建築研究所 材料研究グル-プ
上席研究員 槌 本 敬 大 氏
10:20~11:10 ・中高層建築物への合板利用(桐朋音大の事例)
・桐朋学園4階建て耐火木造校舎の構造について
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
木質材料学研究室 教授 稲 山 正 弘 氏
・程良い粗さー桐朋学園における合板の意匠的利用についてー
KENGO KUMA &
ASSOCIAIES 隅研吾建築都市設計事務所
横 尾 実 氏
11:10~12:00 ・合板の耐力壁倍率見直し(規整促関連事業)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
木質材料学研究室 講師 青 木 謙 治 氏
12:00~13:00 ・昼食
13:00~13:30 ・東京オリンピック・パラリンピックの木材調達方針について
(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会大会準備運営第一局
持続可能性部 持続可能性事業担当課長 日比野 佑 亮 氏
13:30~14:30 ・東京での木材利用拡大に向けて
東京都産業労働局農林水産部森林課課長代理 桜 井 康 裕 氏
14:30~14:40 ・休憩
14:40~15:20 ・国産材針葉樹合板の用途拡大に伴う生産設備紹介
橋本電機工業株式会社 設計開発部 D2G リ-ダ-
太 田 貞 夫 氏
15:20~16:10 ・型枠用合板の現状と課題
国立研究開発法人 森林総合研究所 複合材料研究領域
複合化研究室 室長
渋 沢 龍 也 氏
16:10~16:40 ・質疑応答